共テ英語リーディングで時間が足りない原因5つ|満点経験者が改善法まで解説

共通テスト英語対策

この記事では、共通テスト英語で満点を取った現役医学部生が、自身の受験経験と指導経験をもとに、時間が足りなくなる原因を5つに分類します。

この記事で解決できるお悩み

  • 最後まで読み終わらない
  • 第7問・第8問で時間が足りなくなる
  • 見直しどころか、最後は勘でマークしている

こういう悩みを持っている人はかなり多いです。

ただ、最初に言っておきたいのは、

時間が足りない原因は、単純に読むのが遅いからだけではない

ということです。

この記事では、共通テスト英語リーディングで時間が足りなくなる原因を5つに分けて解説します。

僕自身の満点経験をもとに、「ただ速く読め」ではなく、実際に点数につながる改善法まで話します。

この記事を書いた人

Revive代表 / 樋口 圭

通信制高校から独学で国立大学医学部医学科に合格。

自身の受験経験をもとに、Reviveを立ち上げ。地方から医学部・難関大を目指す高校生に向けて合格まで伴走しています。

経歴
・国立大学医学部医学科
・共通テスト英語R/L満点
・医学部模試 全国1位
・オンライン個別指導塾 Revive 代表

共テ英語で時間が足りないのは「読む速度」だけが原因ではない

共通テスト英語リーディングは、限られた時間の中で大量の英文や資料を処理する試験です。

そのため、ある程度の読解スピードは必要です。

ただし、時間が足りないからといって、いきなり速読練習を始めるのはおすすめしません。

単語の意味がすぐに出てこない。

一文ずつ日本語に訳している。

文章全体の話が見えていない。

この状態でスピードだけを上げようとしても、英文を雑に読み飛ばすだけになりやすいからです。

「速く読む」ことと「雑に読む」ことは違います。

正確に読める基礎力があるからこそ、読むスピードを上げられます。

共テ英語で時間が足りない人は、まず自分がどこで時間を失っているかを確認してください。

主な原因は、次の5つです。

共テ英語で時間が足りない主な原因

1.単語力が足りない

2.一文ずつ精読しすぎている

3.本文と設問を読む順番が定まっていない

4.文章全体の大意をつかめていない

5.そもそもの英語基礎力が足りない

文章よりも動画で確認したい人は、こちらをご覧ください。

共テ英語リーディングで時間が足りない5つの原因

原因1.単語力が足りない

共テ英語で時間が足りない人が、最初に確認すべきなのが単語力です。

ここでいう単語力とは、難しい英単語を大量に知っていることだけではありません。

まず確認してほしいのは、中学範囲の英単語を本当に瞬時に処理できるかです。

単語を見て数秒考えれば意味を思い出せる状態では、長文の中では使えません。

文章中に分からない単語が出てくるたびに止まっていると、少しずつ時間を失います。

その数秒の積み重ねが、最後の大問での時間切れにつながります。

次の項目に当てはまらないか確認してください

・中学英単語でも意味がすぐに出ないことがある

・get、take、makeなどの基本動詞の意味を文中で判断できない

・前置詞や接続詞をなんとなく読んでいる

・知らない単語が出るたびに読む手が止まる

・単語帳では分かるのに、長文では意味を取れない

特に注意したいのが、get、take、make、have、giveなどの基本動詞です。

これらの単語は意味が多く、文章によって使われ方が変わります。

難単語を覚えることも必要ですが、まずは中学範囲を含む基本単語を、文章の中で素早く処理できる状態にしてください。

改善策

中学英単語と基本動詞を確認し、単語を見た瞬間に意味が出てくる状態を目指しましょう。

単語帳を眺めるだけでなく、短い英文の中で意味を確認することも重要です。

原因2.一文ずつ精読しすぎている

2つ目の原因は、本文を一文ずつ丁寧に読みすぎていることです。

精読そのものが悪いわけではありません。

文構造を正確に取る練習は、英語力を伸ばすために必要です。

ただし、共テ本番で、すべての文を日本語に訳していたら時間は足りません

共テ英語で求められているのは、全文をきれいな日本語に訳すことではありません。

文章全体の流れをつかみ、設問に必要な情報を拾うことです。

精読しすぎている人の特徴

・一文読むたびに日本語訳を作っている

・知らない表現があると、そこで長時間止まる

・すべての文を同じ丁寧さで読んでいる

・細かい部分が分からないと先に進めない

・一度読んだ文章を最初から何度も読み直す

広告や案内文であれば、対象者・日時・場所・条件・注意点が重要です。

説明文であれば、筆者の主張・理由・具体例・結論を押さえる必要があります。

文章の種類によって、丁寧に読むべき情報は変わります。

すべての文を同じ重さで読むのではなく、重要度に応じて読み方に濃淡をつけましょう

改善策

精読は復習で行い、共テ形式の演習中は文章の流れと重要な情報を優先してください。

演習と復習で、読み方を切り替えることが重要です。

原因3.本文と設問を読む順番が定まっていない

3つ目の原因は、読む順番が毎回変わっていることです。

設問を読む。

選択肢を見る。

本文を少し読む。

また設問に戻る。

このような動きを繰り返すと、文章の内容が頭に入りにくくなります。

共テ英語は、本文だけでなく、図表やメール、広告など複数の情報が出てきます。

最初から設問や選択肢の細部まで読み込むと、頭の中に余計な情報が増え、かえって混乱することがあります。

時間が足りない人には、基本的に「本文を読んでから設問を見る」という順番をおすすめします。

最初にタイトルや図表を軽く確認する。

次に本文を読み、文章全体の流れをつかむ。

そのあとで設問を読み、必要な部分だけ本文に戻る。

この順番であれば、文章の全体像を理解した状態で問題を解けます。

おすすめの読む順番

1.タイトル・図表・文章形式を軽く確認する

2.本文を最初から読む

3.文章全体の大意をつかむ

4.設問と選択肢を確認する

5.必要な箇所だけ本文に戻る

もちろん、すでに別の順番で高得点が安定している人は、無理に変える必要はありません。

ただし、設問と本文を何度も往復して時間を失っている人は、一度「本文から読む」方法を試してください。

原因4.文章全体の大意をつかめていない

4つ目の原因は、一文ずつは読めていても、文章全体の大意をつかめていないことです。

大意とは、簡単にいえば「この文章は結局、何の話をしているのか」ということです。

文章全体の話が見えていないと、設問を読んだときに、答えの根拠がどこにあったのか分かりません。

その結果、本文を最初から読み直したり、複数の段落を探し回ったりして時間を失います。

大意をつかむための視点

・誰について書かれているか

・どのような問題が起きたか

・何が変化したか

・筆者や登場人物は何を考えたか

・文章の結論は何か

大意をつかめている人は、設問を見たときに、答えが書かれている場所をおおよそ予測できます。

「理由は中盤に書いてあった」

「結論は最後の段落にあった」

というように、本文へ戻る場所を絞れるため、時間を短縮できます。

改善策

段落を読み終えるたびに、「この段落は何の話だったか」を一言でまとめてみましょう。

「問題提起」「具体例」「理由」「変化」「結論」程度の簡単な言葉で構いません。

きれいな日本語で要約する必要はありません。

今何について読んでいるのかを見失わないことが重要です。

原因5.そもそもの英語基礎力が足りない

5つ目は、そもそもの英語基礎力が足りていないことです。

これは、時間切れを考えるうえで非常に重要です。

共テ英語には、時間配分や問題を解く順番などのテクニックがあります。

しかし、テクニックだけで点数を安定させることはできません。

私が受験生を見てきた範囲でも、全統記述模試の英語で偏差値70前後を取れるような生徒は、共通テスト専用の対策を大量に行わなくても、点数が安定する傾向があります。

基礎力が高ければ、特別な速読テクニックを使わなくても、結果的に英文を速く処理できます。

一方で、単語や文法、英文解釈が不安定な状態では、いきなりスピードを上げる練習をしても難しいです。

無理に急いで読むと、正確さが落ちます。

正確さが落ちると、選択肢で迷います。

迷った結果、本文を何度も読み直し、さらに時間がかかります。

英語には、基礎を飛ばして急に速く読めるようになる「黄金のショートカット」はありません。

単語、熟語、文法、英文解釈、長文読解を、現在の学力に合わせて積み上げる必要があります。

ただし、すべてを同時にやる必要はありません。

単語で止まるなら単語。

文構造が取れないなら英文解釈。

文章全体が見えないなら長文読解。

自分の原因を特定し、必要な学習から順番に進めましょう。

改善策

小手先の速読法を探すのではなく、自分に足りない基礎力を特定し、学習計画を立てて養成しましょう。

時間が足りないからといって、いきなり速読練習を始める必要はありません。

まずは正確に読める基礎力を作る。

次に、文章全体の大意をつかめるようにする。

そのうえで、共テ形式の演習を通して処理速度を高める。

この順番が重要です。

英語に黄金のショートカットはありません。

しかし、自分の原因を特定して、必要な勉強を正しい順番で進めれば、時間切れは改善できます。

共テ英語の勉強法に悩んでいる方へ

時間が足りない原因は、単語力、英文解釈、大意把握、問題の解き方など、人によって異なります。

Reviveでは、現在の学力、志望校、過去問の解き方を確認したうえで、今後の学習方針を個別に整理しています。

「自分がどこで時間を失っているのか分からない」

「共テ英語の点数を安定させたい」

「志望校から逆算した学習計画を作りたい」

という方は、LINEからご相談ください。

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